ミスコンは廃止すべきではないのでは?


ミス・アメリカ 水着審査を廃止 | NHKニュース

 

今回の決定の理由は「女性を外見で評価すべきではないなどとする長年の批判」らしい。でも、本当に問題なのは「女性を外見で評価してること」ではなく「外見で評価すべきてない状況で、外見で評価される機会が女性に多い」ことなのではないか?

仕事の能力で評価されるべき会社で、競技の能力で評価されるべきスポーツの現場で、外見をあれこれ言われるのは、私が見る限り女性の方が多い。その状況を変える手段として「外見で評価するイベントを廃止する」というのが正しいとは思えない。

男女の権力関係が存在するなら審査員は全部女性にすれば良いし、見る/見られるの関係に非対称性があるなら、男性版ミスコンをやればいいのではないか。

外見で評価するイベントはイベントで維持しつつ(「競技の能力で評価するイベント」があるスポーツと同じように)、セクハラには男女一眼となって対処する、というのが望ましい流れに思える。