通勤ラッシュを緩和する方法を考える


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通勤ラッシュ緩和のために通勤手当を廃止したらどうなるだろう?という記事が話題を呼んでいる。自分もかねがね通勤ラッシュというものには辟易としているので、この機会に通勤ラッシュ緩和の方法を考えてみたい。

 

通勤ラッシュは「同じ時間に」「同じ交通手段で」「同じ所から」「同じ通勤場所に」「通勤する」から起こる。よって通勤ラッシュを解消するには次の5つの取り組みがある。

  1. 時間帯を分散させる
  2. 交通手段を分散させる
  3. 出発地点を分散させる
  4. 目的地を分散させる
  5. 通勤する人を減らす

これらを検討していく

時間帯を分散させる

現在、通勤時間は午前7時台から午前9時台にかけて集中している。よってこの時間帯からずれた時間に通勤することにインセンティブを与えれば良い。具体的には「各社が決めたラッシュアワーより前(あるいは後ろ)の時間に通勤する客にはキャッシュバック」などが考えられる 

交通手段を分散させる

日本の通勤ラッシュは電車通勤が大半を占めることが原因でもある。ということは電車以外の通勤に対してインセンティブを与えれば良い、具体的には「自転車通勤にも電車通勤と同じ通勤手当を支払う」などが考えられる。

出発地点を分散させる

東西線埼京線の混雑率が高いのは、その沿線に多くの人が住んでいるからである。また、同じ線でも上り下りで混雑率が全く異なるのは人が多く住む地域と住まない地域があるからである。ということは色々な場所に住むことにインセンティブを与えれば良い。具体的には「会社近くに住む人に家賃補助を多めに出す」(これは交通手段の分散にも貢献する)「社員寮を住宅地ではないところに作る」などが考えられる。

目的地を分散させる

丸の内に代表されるようなオフィス街に多くのオフィスが存在し、多くの人がそこに向かうから混雑が激しくなるのである。ということはオフィスが集中していない地域にオフィスを作ることにインセンティブを与えれば良い。具体的には「東京23区外のオフィスには家賃補助や税引き」「オフィス街にあるような高セキュリティのオフィスビルを郊外に建てるビル業者には、助成金を出す」などが考えられる。

通勤する人を減らす

通勤する人が減れば通勤ラッシュもなくなる。よって通勤しないことや通勤者を減らすことにインセンティブを与えれば良い。具体的には「在宅勤務者の割合に応じて減税」「システムの導入に補助金を出す」などが考えられる。

 

 

電車の通勤ラッシュなど百害あって一利なしだと思う(痴漢とかオフィスワーカーの疲労とか)。とはいえ何もしないで状態は解決しないので、是非これらの策を行ってほしいと思う。個人的には「目的地を分散させる」という案が一番実現可能性が高いのではないか?と思っている。