「車に注意しろ」と子供に言う前に公園を作ったらどうだろうか?

スケボーで遊ぶ園児はねられ死亡 NHKニュース

この事件もそうですが、最近自動車と自転車が衝突して人が死んだり、自転車で人を轢いてしまうする事件があるたびに「ちゃんと仕組みを作ればこうはならなかったのでは?」という思いが湧いてくる。

 

車が車道にいる歩行者や自転車に気をつけなくてはならないのは当然。しかし、どれだけ注意しても限界はあるし、そもそも人の集中力は長時間保たない。子供や自転車がどんな動きをするか正確に予想することだって不可能だ。だから対策はドライバーの注意喚起を促すことではなく、車/自転車/歩行者や遊ぶ子供が分離されて接触しづらいような仕組みを作ることではないかと思う。

今回の件で言えば(ブックマークでも言ってるけど)子供達がスケボーで遊ぶ場所が道路以外にきちんと用意されていたのか?という話だ。


Google マップ - 地図検索

船橋市の地図を見るとスケボーができるような公園があまりないことがわかる。子供達がアクセスできる範囲で、ボール遊びやスケボーを楽しめるような場所を道路以外に作り、そこに子供を誘導するという仕組みを作らないとまた似たような事故が起こると思う。いくら子供に「車が来るから気をつけて」といっても限界があるんじゃないかと思うよ。

 

日本って適切な仕組みを作らないで現場の処理能力に過剰に依存することで問題解決を図ることが非常に多い気がする。車/自転車/歩行者の走るレーンがきちんと分けられてたら防げた衝突事故は多いと思う。現場の属人的な指導を行う前に、仕組みづくりをしっかりしてほしいと望みます。