もはや話題にならない東日本大震災と原子力発電所事故について

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はてなブックマーク - Google 未来へのキオク - あの日から 4 年

はてなブックマーク - あれから、今日でちょうど4年経った。

 

たったの4年しか経っていないのに、もはや社会は、ほとんど興味も関心も無くなってしまったんだな、とつくづく思う。別に今日なにか特別な大事件が起こったわけでもないのに。

2011年3月11日まで、ほとんどの人は東京で使っている電気の一部が原子力発電所という施設で作られていることや、そのリスクに関して都合よく忘れていた。なぜ福島にあるのか、そこではどのような形で地域と原発が関係しているのか。知ろうと思えば知ることが出来たが知らんぷりをしていた。そして大事故があって4年経って、また知らんぷりだ。

 

24時間365日考えることはムリだろう。考えたって問題は複雑すぎるし、当事者じゃない人たちは解決することも出来ない(当事者でも難しい)。でも、今日この日だけは、「これまで」と「これから」について考えるべきじゃないだろうか。「問題が複雑だから」「考えても解決するとか限らないから」「福島の人間じゃないから」「あれは天災だったから」「事故を事前に予測することは出来ないから」……。福島や原発のことを考えなくてもいい理由なんていくらでも思いつくからこそ、考えるべきではないか。

 

事故のことばかり考えて悔やんでもしょうがない、前に進もう。その意見は正しい。ただ、前に進めばいいってものでもないだろう。何もかも忘れて、無視して、目をそらして、なかったかのように、前に進むのは「悪」であると言いたい。