マック食べてる?~一次情報に触れる意味~

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 自分が何かと目を通す本の1つに、この本がある。この本を読んで理解してある程度実践できるようになった今、ステマでも何でもなく、仕事のスピードが倍になったと思う。

 

この本の中に「一次情報を大事にしろ」という文章がある。現場に直接赴くことによって、新聞や論文ではこぼれ落ちてしまう情報を掬うことができる。それは明確な仮説を立てる上で、大変重要である、という内容だ。

 

はてなブックマークをよく見ているせいか、最近一次情報の大事さが本当に身に染みるようになった。はてなブックマークソーシャルブックマークなのでどうしても二次情報になる。最近では新聞記事に言及したまとめサイトのブックマークコメント、など「もはや何次情報だ」というものに触れることが多くなってきた。もちろんこういったN次情報も役に立つことが多い。でも、N次の情報で頭がいっぱいになって、本当に自分の言葉で、自分の感覚で述べる事ができる事象が減っている気がする。これは危険なことだと思う。誰かが言ったことを思い出して繰り返すマシーンになってはいけない。

 

最近、マクドナルドについての報道を見ると、「あんな不味いもん食えないよ」という言及が多いし、人気も高い。僕もそんなもんかなーと思っていた。でも「一次情報に触れたほうがいいな」ということでマクドナルドに行って、食べてきた。

久しぶりに食べたマクドナルドは美味くもなってなければ不味くもなってなかった。昔と変わらないマクドナルドだった。期間限定商品の「ハワイアン バーベキューポーク」も値段相応に美味しかった。僕の舌は(自己分析だが)実に普通の感覚だと思う。ということは、マクドナルドの売上が下がっているのは、マクドナルドが不味くなったからではないんだろうし、期間限定商品が仮に売れないとすれば、味を改善しても意味はなさそうだな、ということが予想できる。この予測は現場に行って食べないと自身を持って言うことが出来ない。

 

インターネットで頭でっかちになりやすいからこそ、現場に行って体験するって大事だなあ、とすごく感じる。